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すふろーぐ

『すふらんのdialog』 ここは来てくださる皆さんと私の大切な出会いの場所 新田先生の作品『春を抱いていた』を中心に BL作品・声優さん・個人的趣味を綴っています

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今日はお笑い駄文



今日はまたまた…というか、私が昔書いたSSを載せたいと思いますf(^_^;
実はこれ、2006年早春に書きました。ちょっと事情があってどこにも出せなかったのですが、先日ふとこのSSのことを思い出し、少し手直して日の目を…f(^_^;
大した内容じゃなくお笑いの駄文ではありますが、もしそんなのでもよろしければ読んでやってくださいませm(_ _)m

少しオフごとが忙しくバタバタしています。なので今日は短いですが…(^。^ゞ
あ、風邪引きさんが増えています。皆さんも気をつけてくださいねv


駄文SSは↓つづきへ(o^∇^o)ノ






 ~ ある昼下がりの出来事 ~




「ただいま~~!岩城さん」

「ああ、お帰り」

 香藤はリビングのドアを開けて、ソファーの岩城の元へと一直線。
 そして、その身を少し屈め、岩城の肩を抱き寄せてただいまのチュッ。

「ん?……どした?岩城さん、何かあった?」

 いつもなら、軽く抱き返してくれるはずの岩城の腕が、
 今日は香藤の体に触れてこない。

「……香藤……」

「え?」

 岩城の、いつになく真剣なその表情に、香藤は一瞬びくついた。

「何かあった…の?
 まさか、誰かに何かされたんじゃないよね?!」

「ばかっ!そんなんじゃない。それを言うなら……おまえだ」

「ええっ?俺?
 ん、んん~~?俺、何かやった?」

 香藤は岩城の隣に腰を下ろし、岩城の体をクイッと自分の方に向けさせた。
 すると、岩城は何やら困ったような顔で、一旦視線を床へと泳がせたのだが、
 再び顔を上げると、真っ直ぐに香藤を見つめて言った。

「香藤、驚かないで聞いてくれ」

「だから、何?気になるじゃん、早く言って?岩城さん」

「あ、ああ…………あのなぁ………その……子供が…………」

「ん?子供?あっ、もしかしてぇ~お義兄さんちに二人目ができたの?」

「い、いや、違うんだ。できたのは、その……俺で……」

「?………何?わかんないよぉ~ちゃんと言ってくんないと。
 赤ちゃん、だよね?どこの誰にできたの?」

「だから!今おまえの目の前にいる…お、俺にだ!」

「へ?」

 思わず岩城を指差した香藤。
 コックリと頷く岩城。

「じょ、冗談!岩城さん……いくら岩城さんの冗談でも………
 ……って、岩城さんがそんな冗談言うわけないよね」

「冗談でこんなことが言えるかっ!」

 思わず叫んだ岩城が、今度は消え入りそうな声で更にぼそりとひと言。

「嘘でも冗談でもない」


「……………………………」(by香藤)          

「……………………………」(by岩城)


「…………岩城……さん………………」

 言うなり、香藤の顔からスッと表情が消えた。
 岩城はその香藤の顔を見るなり、慌てて香藤の肩を掴んだ。

「おいっ、香藤?おまえ、今まさか……念の為に聞いておくがな。
 俺の子供がどこかの女に……なんて。
 まさかとは思うが───考えたんじゃないだろな」

「えっ?……ああ!違う違う、そんなこと考えてないよ!
 俺以外の相手と岩城さんがなんて、絶対!考えられないからさ。
 それ以外の可能性を考えてたら、わけわかんなくなって、
 頭の中がボ~~ッとなっちゃったんだよ。
 そんな可能性、俺はただの1パーセントだって思わなかったよ?
 当然だけど、それも違うんでしょ?」

「当たり前だろ!誰がっ……!!」

「ご、ごめん!ごめん、岩城さん。疑ったんじゃないよ?絶対!!
 でも……岩城さんが変なこと言うから、つい」

「つい、じゃないだろう!ばかっ!!」

「ごめんなさい……許して……ね?ね?岩城さ~~ん(抱き付き)
 でも、はぁ~~~ほんと、びっくりしたぁ~~
 ……………………………
 ……………………………
 えっ?じゃ、赤…ちゃんて………………
 ……………まさか……………」

「そうだ─────────ここ」

 岩城が両手でそっと触れたのは、他でもない、岩城自身の腹部。
 香藤の視線が、ゆっくりと岩城の腹、顔、そしてまた岩城の腹へと移動し、
 香藤の両目は、これ以上無理!なくらいまん丸に見開かれた。
 そして、まるで油のきれたロボットのようにギクシャクとした動きで、
 自らの顔を指差した香藤がひと言。

「──の?」

 香藤の目を見つめながら、真剣な表情で頷く岩城。

「おまえ以外の、誰のだっていうんだ」

 香藤はその瞬間、急速フリーズ。
 数秒後、まるで酸素不足の金魚のごとく口をパクパク。
 発せられたはずの声はまるで言葉にはならなかったが……
 更に数秒後、リビングに絶叫が響いた。

「やった~~~~~っっ!!!!!」

「わぁっ?!?!」



 ドサッ!!


「っ………」

 ソファーから床面へと落ちた体。
 明日の撮りの台本をチェックしていたら、ここのところのハードスケジュールのせいか、
 徐々に眠気に襲われた。
 少し目を休めようと、ソファーに横になったのがいけなかった。

 ある休日の昼下がり──夢オチ(本当に落ちた)に固まった岩城であった。



 ※なお、その翌日撮りのドラマで、主人公である岩城は妻から妊娠を告げられる。


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プロフィール

すふらん

Author:すふらん
BLが、JUNEと呼ばれていた頃からのドップリこっち人間。
色んな作品に嵌ってきたけれど、今は新田先生の作品、
とりわけ春抱きが生活の中心。
好きな声優さんは一杯いますが、現在のマイブームはやはり森川さんや三木さん。
関俊さんは20年以上のファン。

画像は我が家の春抱きドール達♥

★すふろーぐ★2008.5.14開設

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